山の辺の道をハイキング

日本最古の道を歩いてきました。周囲を小高い山に囲まれた奈良盆地。古くからその東のすそ野に「山の辺の道」が南北に通っています。「日本書紀」にもその名が残り「万葉集」ゆかりの地名や伝説など、数多くの史跡に出会えます。「古代ロマンの世界」へと誘う歴史街道、それが「山の辺の道」です。

まずは始発に乗って近鉄・天理駅へ。5:20の始発に乗れば天理駅へは7:00ごろの到着。ここから南下して近鉄・桜井駅を目指します。

時間的にちょうど地元の学生さん達の通勤時間と重なりました。キャッキャ言いながらの通学は楽しそうで、元気がもらえます。そしてリュックを背負い駅から遠おざかるボクとスーツを着て駅へ向かう大人たち…、今日は休みなのでご容赦を。

交番がありました「山の辺・交番」です。

ボクは登山アプリ「ヤマレコ」を使ってますが今回はその恩恵にはあずからずハイキング中はたくさんの道標が立てられていて迷う事はなかったです。

序盤のスポット「石上神宮」ではたくさんのニワトリが飼育さえれていて「神鶏」として奉られていました。「コケコッコ-!」の合唱。この声にご利益があるそうです。

道標に従って歩みを進めます。今日の予定は約16kmのハイク。なかなか道のりは長く、さらにスケッチも予定しているのでのんびりもしてられません。スケッチには2時間ぐらい時間をかけたいので、先を急ぎます。ただしスタート時点ではどこでスケッチするかは決めていませんでした。

しかし…。天気が良すぎる・汗。山の辺の道は小高い丘にあって、風通しが良いのでなんとか歩けたという感じ。笑

スケッチするアングルを探しなら歩きましたが、描いてみたい要素が満載。・かわら屋根・トラクター・農機具が収められた納屋・田植えが終わって苗の列が美しい田んぼ・遠くに見えるブルーの稜線・キラキラとした小川…などなど。他にも言葉に表せない雰囲気が創作意欲を駆り立ててくれます。

なかなかスケッチ場を決められない。というのも歩いているのは地元の方々の生活道路。迷惑をかけてはいけないので、どうしても遠慮がちになってしまいます。

ハイキング中盤をクリアした頃に到着したのが「檜原神社」。すぐ横には「桧原御休処」さんがあって大きなソフトクリームの目印と「氷」の、のれんが。ここで休憩をとります。と、神社の境内からお茶屋さんを見下ろせるのだった。と同時にグッド・アングル。スケッチもここでと決めました。

2時間と少し経ったところでタイム・アップ!。夢中になってしまって描きすぎました。片付けをしてハイキング再開です。

三輪さん(大神神社)へも到着。せっかくなので参拝させていただきました。全国でも有名なパワー・スポット。元気回復、残りは近鉄・桜井駅まで3kmほど。

やっぱりボクは山が好きだ。特に人の生活圏に近い里山が。低山には広葉樹が多くて、昆虫や小動物などの生き物がたくさん見つけられるから。歩いていても雑木林のクヌギにカブトムシやクワガタがいないか気になったり、野池には何か泳いでいないかと魚やカメ、カエルなどをついつい探してしまいます。