カキをカク

秋。今年の秋も短くて早そう、じきに冬ですね。この頃は燃えるような温かい色が似合います。たまには静物画を描きたいと考えているところに、絵画教室の生徒さんから柿をいただきました。

キレイな文字通りの柿色です。自宅の庭でなっているとの事。なので採れたての枝付きで…。つまり生徒さんからの宿題です。お手本を見せてと無言のご提案でございます。

そんな時は、できるだけサクッと仕上げて生徒さんへみせてます。「自分でも描けるかも」と思ってもらえるように。できるだけサクッと簡単に。

まずは形から。工業製品とかだとそうはいかないけれど、自然物なのでさほど神経質にはならず、描きすぎる事なくサッとすませます。

こんな感じ。

下描きを頼りに筆をすすめます。進め方は水彩画のセオリーを大切にして、淡い部分から攻めます。

床面を描くことで柿のシルエットを残してます。この時、しっかりと乾燥させます。柿をキレイなやまぶき色に仕上げたいので、濁ってしまう事をさけるためです。

紙はワトソンを水張りして使っているので、タプタプの水分も平気。しっかりと吸ってくれるので色の混ざりやにじみを意識しながら、透明水彩の醍醐味を楽しみます。

絵の具は愛用のホルベイン・透明水彩。ドライヤーを使って制作時間を短縮。60分~70分の作業時間でした。

完成です。水彩画に限らず、絵は止め時が難しい。今回もどれだけ描き込むかがポイントになりました。どこで筆を止めるかは作者のイメージ次第。ボクは見やすさを基準にして止めてます。