ノーマン・ロックウェルにあこがれた
描きたい絵がある
ときどき本棚の数冊あるその画集に手を伸ばしては、ホレボレするばかりのカッコイイ油絵を見てニヤニヤしている。そんな絵が描けるようになりたい。今でもそう思う。誰かをニヤニヤさせたい。
地元の祭りのワンカットを水彩画で描きました。コピックだと、こういうシブい色使いはむずかしい。ボクにとってはですが。逆に水彩画では、コピックのようにはいかないコトも多々ある。こちらもボクにとってはです。
気が合う
ボクは油絵が描けない。もっと言うと、油彩の絵の具をうまく扱えない。うん。そう表現した方がいい。すぐに濁らせてしまう。絵を描きだした頃、早々に油絵をあきらめた。そんな時に出会ったのが水彩絵の具ホルベイン透明水彩。人で表現すると「気が合った」そんな感じ。
選んだ色をアルミチューブから絞り出し、筆と水を使って紙の上にそれらをのせていく。こういう絵を描くためのルーティーンが好きだ。 油彩には好かれなかったボクだが、その後のデザインの授業の中でコピックと出会うのでありますが。なかなか高価で手が出ない。結果的に色がそろわない。美術系高校に入学したボクは、しばらくの間はホルベイン透明水彩24色セットで一通りこなしていた事を覚えている。それでも高校生のボクにとっては、その24色セットは輝いて見えていた。
そんなボクも、今では84色にグレードアップ!水彩画の名のとおり、かなり水を含ませて描くのでなかなか減らない。購入して10年ぐらいは経ってるかも。保管は引き出しの奥、温度も上がらない涼しい場所なのでコンディションは良好だ。パレットはアルミ製。軽くて強く、塗装が施されていて錆びないものを使っています。
今ではコピックをキャンバスの上で混ぜてみたり、#0 Colorless Blender を使って水彩画の様にアレンジしては、色の幅を拡げている。
手元に油絵具一式がそろっていて、しかも時間があったなら、今のボクはどんな絵を描くのか。時々そんな事を考える。
相性とはあるもので、まさに油彩とは相性が合わなかった気がする。でも「相性がいい」と「気が合う」とは少し違うかもしれない。コピックや水彩画とは「気が合った」のかもしれない。難しくいつも四苦八苦しながらも、いつまでも探求心が尽きないからだ。
皆さまも良いアーティスト・ライフを!